スクアレンは人体に少量ですが普遍的に自然発生する、ポリ不飽和炭化水素液体(C30 H50)です。

これらのスクアレン結合水素イオンのもつ炭化水素は、水と接触することで飽和し、分岐鎖状のスクアレン(C30 H62)を形成します。この化学的方法は、副生成物として3つの非結合酸素分子(O 2)を放出します。

C30H50 (スクアレン) + 6 H20 (水) > C30H62 + 3 O2 (酸素)

またスクアレンは、285ºCの沸点からマイナス75º Cの凝固点まで、作用範囲が極めて広く、不利な状況下でも強力な遊離酸素を生成する脂質に転換します。

謎めいた話としては、スクアレンは、水深1000メートルの極端に気圧が高い海底に生息するサメの肝臓に豊富に潜んでいるということです。(一時期、日本でも、「サメの肝油」が重宝されました)

比較的小さいサイズ(1.50m以下)の深海に住むサメの肝臓は、全体重の最大40%もの大きさをもち、最大85%のスクアレンで形成されています。このスクアレンが、深海に長期間生活できるための多量の酸素を、体細胞に直接供給しています。これとは対照的に、浅い海底に住むサメからはスクアレンは見受けられません。

深海に生息するサメは、日本と中国による乱獲(サメの肝臓油が目的)により、希少かつ高価なものになってしまいました。

しかし、奇跡的な発見がこの状況を救いました。1906年に日本人の辻本満丸博士がスクアレンがサメに含まれていることを発見しましたが、その後およそ1世紀がたち、多くの研究者たちによってこの貴重な成分は自然界の様々な場所に見つけられることが分かってきたのです。

現在ではOliva Europeae種というオリーブから、最も多くのスクアレンが採取されています。エクストラ・バージン・オリーブオイルは100gあたり最大708mgのスクアレンを含んでいます。(トウモロコシ油は100gあたり最大35mg・オリーブオイルはその20倍です)

今や新鮮なエクストラ・バージン・オリーブオイルは、この地球上で深海サメの肝臓油に次いで2番目にスクアレンを豊富に供給しています。

<健康改善機能>
人の健康状態と、体細胞による酸素消費量との間には、顕著な関係が見られます。今日の汚染された環境、運動不足、忙しいライフスタイルに対して、スクアレンはあなたの体に有益な酸素の源を供給します。スクアレンは、細胞レベルで酸素を供給し、酸性細胞症候群を予防。細胞代謝の活性化、器官機能のさらなる改善を引き起こします。

<抗酸化作用>
スクアレンは弱体化した体細胞を蘇えらせ、細胞の生成を復活させます。その最も重要な属性は酸化反応から細胞を保護することです。人間の体は約60億酸素依存細胞を持っています。酸素化は、生命の最も基本的なレベルに健康を促進します。スクアレンも同様に、優れた免疫刺激因子により、老化防止剤を形成します。

<特定のガンへの効果>
スクアレンは100%天然の物質で毒性や副作用はありません。スクアレンの有益な作用は、特定の臓器に限定されるものではありません。フリーラジカルは結腸線ガン、皮膚ガン、乳ガンなどの特定のガンに効果的だとされています。 またスクアレンは、細胞保護能力を向上させ、副作用を伴う化学療法を減らことができると広められてきました。 世界中のオリーブオイルの精製所や蒸留所は、医薬品、栄養補助食品および化粧品産業の需要を満たすため、ランプオリーブオイルやオリーブポマースオイルの生産工程の中で、99%純度のスクアレンを抽出しています。

<注意点>
オリーブオイルが、スクアレンの豊富で持続可能な代替リソースとして発見されたのはかなり最近のことです。現代医学の総合的知見と先進的な設備により、研究者たちは日々研究を発展させていますが、まだまだ多くの時間が健康上の主張を立証するために必要とされます。上述のスクアレンについての研究もそれにもれません。